こんにちは!武蔵デンタルクリニックの武蔵です!
インビザライン矯正中に「虫歯ができてしまったらどうしよう?」と不安に感じている方は少なくありません。矯正中にもし虫歯ができたら、その治療はどうなるのか?そもそもインビザライン矯正中に虫歯ができやすくなるのか?また、予防方法について気になることが多いでしょう。この記事では、インビザライン矯正と虫歯に関する疑問を解決し、予防方法や万が一虫歯ができてしまった場合の対処法についても詳しくご紹介します。
インビザライン矯正は、金属のワイヤーを使わないため目立たず、取り外し可能なため、食事や歯磨きがしやすいというメリットがあります。しかし、適切にケアしないと虫歯のリスクが高まることもあるため、注意が必要です。本記事をお読みいただくことで、インビザライン矯正中の虫歯リスクとその予防策、虫歯ができた際の対応について詳しく理解できるでしょう。
この内容は、インビザライン矯正を検討中の方、またすでに矯正を進めている方にとっても大変役立つ情報です。ぜひ最後まで読んでみてください!また、ご家族や友人にもシェアしていただけると嬉しいです。
1. マウスピースの装着時間は?
インビザラインの治療では、マウスピース(アライナー)を1日20~22時間装着することが推奨されています。この時間を守ることで、歯が予定通りに移動し、治療が計画通り進むようになります。しかし、装着時間を守らなかった場合、治療が遅れてしまうことがあります。
例えば、日中に外出時や食事時に装着を忘れてしまうと、装着時間が短くなり、歯の移動が不十分になってしまいます。これが続くと、次のマウスピースが正しくフィットせず、矯正全体に影響を与えることもあります。そのため、食事や歯磨きの時間を除き、できる限り長時間装着することが重要です。
マウスピースを取り外す際も、時間を記録することで、装着時間が短くなりすぎないように管理しましょう。また、就寝中は必ず装着しておくことが大切です。夜間の装着時間は、1日の装着時間の大部分を占めるため、歯の移動に非常に重要な役割を果たします。
2. インビザラインで虫歯になることがある?その予防方法と、虫歯になった場合の対処法
インビザラインで虫歯になることがあるのか
インビザライン自体は虫歯を引き起こす原因にはなりませんが、適切なケアを怠ると、虫歯ができやすくなります。インビザラインはマウスピースを長時間装着するため、唾液の流れが制限され、虫歯のリスクが高まる可能性があります。唾液は口内を洗浄し、酸の中和を助ける役割があるため、マウスピースによってその効果が減少してしまうことがあります。
また、マウスピースを装着したまま甘い飲み物を摂取すると、歯とマウスピースの間に糖分が溜まりやすくなり、虫歯菌が増殖するリスクがあります。これを防ぐためには、飲食の際は必ずマウスピースを外し、その後、しっかりと歯磨きをしてから再度装着することが重要です。
虫歯リスクを減らすための第一歩は、食事後にすぐ歯を磨くことです。特に、就寝前のケアは非常に重要です。夜間は唾液の分泌が減るため、虫歯が進行しやすい時間帯です。フッ素配合の歯磨き粉を使い、アライナーを装着する前にしっかりと歯を磨きましょう。
3. インビザライン矯正中に虫歯ができる原因とは?
口内が乾燥しやすくなる
インビザラインのマウスピースは、長時間装着することで口内が乾燥しやすくなります。唾液は虫歯予防に欠かせない役割を果たしており、口内が乾燥することで、虫歯リスクが増加します。特に、唾液は食べ物の残りカスや細菌を洗い流し、口内環境を中和する働きがあります。マウスピース装着中はこの唾液の循環が制限されるため、乾燥しやすくなります。
アタッチメントに汚れが溜まりやすい
インビザライン矯正では、歯に小さなアタッチメントが付けられ、これが矯正力を高めますが、アタッチメント周りに汚れが溜まりやすいという欠点もあります。この汚れをしっかりと取り除かないと、虫歯の原因となる細菌が繁殖し、虫歯リスクが増してしまいます。
口内の唾液の循環が悪くなる
マウスピースを装着していると、口内全体の唾液の循環が悪くなり、唾液が持つ自然な自浄作用が弱まります。唾液は、口内の酸を中和し、歯を保護する役割を果たしていますが、この作用が低下すると、虫歯ができやすい状態になります。
4. 矯正中に虫歯にならないための対処法
しっかりと歯磨きをする
矯正中は特に、毎食後に歯磨きをすることが重要です。歯に残った食べかすやプラークが虫歯の原因となるため、しっかりと取り除くことが必要です。歯磨きの際には、歯の表面だけでなく、アタッチメント周りや歯と歯の間もしっかり磨くよう心がけましょう。特に、フロスや歯間ブラシを使うことで、歯と歯の間の汚れを取り除きやすくなります。
飲食時はインビザラインを外す
食事や飲み物を摂取する際は、インビザラインのマウスピースを必ず外すことが推奨されます。マウスピースを装着したまま食べたり飲んだりすると、歯とマウスピースの間に食べ物のカスや飲料が溜まり、虫歯の原因となる可能性が高まります。また、マウスピース自体にも汚れが付着しやすくなるため、しっかりと外して食事をすることが重要です。
マウスピースをしっかりと洗浄する
インビザラインのマウスピースは、毎日しっかりと洗浄することが必要です。専用の洗浄剤やぬるま湯を使ってマウスピースを清潔に保つことで、細菌の繁殖を防ぎます。歯を磨いた後にマウスピースを再装着する際には、常に清潔な状態であることを確認しましょう。
こまめに水分補給をする
唾液の分泌を促すために、こまめな水分補給が推奨されます。特に口内が乾燥しやすい方や、マウスピースを長時間装着している方は、水分を十分に摂取することで、口内の乾燥を防ぎ、虫歯のリスクを減らすことができます。
プロによる歯のクリーニングを受ける
定期的に歯科医院でプロによるクリーニングを受けることも、虫歯予防には有効です。歯科医師や歯科衛生士による専門的なクリーニングで、普段の歯磨きでは取りきれない汚れをしっかりと取り除いてもらいましょう。
5. 虫歯ができてしまった場合
矯正中に虫歯になってしまったら?
インビザライン矯正中に虫歯ができた場合でも、矯正治療を中断せずに虫歯治療が行えることが多いです。歯科医師はマウスピースを外し、虫歯の治療を行いますが、場合によっては、治療中に矯正の進行が一時的に停止することもあります。そのため、早期発見・早期治療が重要です。
矯正前に虫歯が見つかってしまったら?
矯正治療を開始する前に虫歯が見つかった場合は、虫歯を先に治療する必要があります。虫歯がある状態で矯正を進めると、さらに悪化するリスクがあるため、治療を優先し、その後に矯正を開始します。
リテーナー装着時に虫歯になってしまったら?
矯正が完了し、リテーナーを装着している段階でも、虫歯のリスクは残ります。リテーナーを清潔に保つことが重要であり、定期的な歯科検診で虫歯の早期発見と予防を行うことが大切です。
6. 虫歯について疑問があるなら歯科医に相談を
インビザライン矯正中に虫歯に関して心配なことがあれば、必ず歯科医に相談することが推奨されます。早期に相談することで、虫歯のリスクを減らし、安心して矯正治療を続けることができます。どんな小さな不安でも、専門家に相談してクリアにしておきましょう。
まとめ
インビザライン矯正中に虫歯のリスクはありますが、適切なケアと予防策を行えば、そのリスクを最小限に抑えることができます。日々の歯磨きやマウスピースの洗浄、歯科での定期的なクリーニングを行い、健康的な口内環境を維持しましょう。
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筆者
医療法人MUSASHI 武蔵デンタルクリニック
理事長 武蔵 章