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当院の予防処置

80歳時の残存歯数

80歳時の残存歯数

上の表は、年齢80歳での残存歯数を国別に比較したものです。スウェーデン、アメリカ、日本、それぞれの国の80歳の人が、何本の歯を残しているかを比べています。これを見ると、日本人は先進国と言われていますが、スウェーデンと比べ半分の歯しか残っていないような状態です。なぜ、このようなことになっているのでしょうか。

定期検診を受けている人の割合

80歳時の残存歯数

欧米と日本で失う歯の数に差が出てしまうのは、「メインテナンス」にあります。欧米の人たちが歯医者に行く理由は、定期的な「メインテナンス」がメインとなりますので、むし歯や歯周病になりずらいです。日本の場合は、歯医者に行く理由は、むし歯や歯周病がひどくなってから、「治療してもらいに行く」ということがメインとなっていますので、「健康でなくなってからなんとかしてもらう時だけ歯医者に関わる」という状態です。実際、予防先進国であるスウェーデンでは国民の90%ほどが歯科での定期メインテナンスを受診しているといわれ、対して日本では定期メインテナンスを受診している人は2%程度といわれています。