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「家庭でもできる虫歯や歯周病から身を守る方法!予防歯科の専門家が教えるセルフケア術」

はじめに

みなさん、こんにちは。旭川市の歯科医院、武蔵デンタルクリニックです。

予防歯科は、虫歯や歯周病などの歯のトラブルを未然に防ぐための歯科の分野です。従来の歯科医療では治療を主としていましたが、近年では予防の重要性がより強調されています。予防歯科では、定期的な検診やクリーニング、適切なセルフケアを行うことで、歯の健康を維持し、疾患のリスクを低減することを目指しています。

 

予防歯科の専門家がおすすめするセルフケア術を家庭でも取り入れることで、虫歯や歯周病から身を守ることができます。以下では、家庭でも実践可能なセルフケア術を詳細にご紹介します。

 

正しい歯みがきの方法

歯みがきは、日常的に行うセルフケアの中で最も基本的かつ重要な行為です。しかし、正しい歯みがきの方法を知らずに行っていると、十分な効果を得られないことがあります。適切な歯みがきの方法をマスターすることで、歯の健康をしっかりと守りましょう。

 

①正しい歯ブラシの選び方

まずは適切な歯ブラシの選び方から始めましょう。歯ブラシの毛先が柔らかく、ブラシのサイズが自分の口に合っているものを選ぶことが重要です。毛先が柔らかい歯ブラシは歯垢や歯石を傷つけることなく、効果的に歯垢を除去することができます。また、ブラシのサイズが小さいと細かい部分まで磨きやすくなります。

 

②正しい歯みがきの手順

正しい歯みがきの手順は以下の通りです。

 

  1. 歯ブラシに適量の歯磨き粉をつけます。ここでいう適量とは歯ブラシの1/3~1/2程度がいいと言われます。稀にこのタイミングで歯ブラシ自体に水をつけてから口腔内にいれる方がいらっしゃいますが、必要以上に泡立ちやすくなってしまうのと、フッ素などの成分が配合されている場合、流動性が高くなることで歯に付着しずらくなってしまう可能性が考えられますので控えておくと効果的かもしれません。
  2. 歯ブラシを45度の角度で歯と歯ぐきに当て、やさしくと磨きます。歯と歯ぐきの境目に特に注意しましょう。
  3. 歯の表面だけでなく、噛み合わせの面や舌側も忘れずに磨きます。
  4. 最後に舌ブラシを使って舌の汚れも除去しましょう。
  5. 歯みがき後は十分にすすぎ、歯ブラシを洗います。うがいをするときの回数はなるべく少なめにすることで、歯にフッ素などの効果的な成分を残すことができます。

 

歯磨きを丁寧に行っているのに歯茎から血が出る場合は、歯周病の一歩手前の歯肉炎かもしれません。歯科医院を受診し、適切な処置を受けることをお勧めいたします。

 

デンタルフロスの効果的な使用

実はどんなに歯ブラシを用いて丁寧に磨いたとしても口腔内の汚れを全て落とすことはできず、一般的には半分程度の汚れが口腔内に残ったままになります。

そのため、デンタルフロスを活用し、口腔内の汚れをできるだけ少なくすることが必要です。デンタルフロスは歯と歯の間に挟んで軽くこすることで、歯垢を取り除きます。正しいデンタルフロスの使用法を理解して、効果的に歯間ケアを行いましょう。

 

①正しいデンタルフロスの使い方

デンタルフロスの使い方は以下の通りです。

 

  1. デンタルフロスを約40cm程度の長さに切ります。
  2. 両手の中指にフロスを巻きつけ、親指と人差し指で適度な長さを調節します。
  3. フロスを中指と人差し指でしっかりと持ち、歯と歯の間に挟み込むようにして往復させながらゆっくりと上下に動かします。
  4. 全ての歯と歯の間を磨き終えたら、新しい部分をフロスから巻き出し、次の歯と歯の間を磨いていきます。

 

この時点で歯茎から血が出る場合や、歯と歯の間で引っ掛かりがある場合、フロスが切れてしまったりする場合には口腔内に何らかの問題があるかもしれません。一度歯科医院を受診してみることをお勧めいたします。

 

口腔洗浄液(マウスウォッシュ)の利用

口腔洗浄液は歯磨きやデンタルフロスだけでは届かない口の中の奥深くの歯垢や細菌を除去するのに役立ちます。マウスウォッシュは簡単に使用でき、口の中をさっぱりと清潔に保つことができます。

 

①口腔洗浄液の選び方

市販の口腔洗浄液は種類が豊富ですが、フッ素や抗菌成分を含むものを選ぶと虫歯予防や歯周病予防に効果的です。歯科専門家が推奨する製品を選ぶか、歯科医院で相談して適切な口腔洗浄液を選びましょう。

 

②口腔洗浄液の使い方

口腔洗浄液の使い方は各製品によって異なる場合がありますので、取扱説明書をよく読んで使用してください。一般的な使い方としては、以下の手順を参考にしてください。

 

  1. 歯みがきやデンタルフロスを行った後に口腔洗浄液を使用します。
  2. ボトルのキャップやキャップカップを使って適量を取ります。
  3. 口に含み、30秒程度よくうがいをしますが、飲み込まないように注意してください。
  4. 吐き出す前に、液を口の中の奥まで移動させてから吐き出します。

 

まとめ

家庭でも実践可能なセルフケア術を理解することで、虫歯や歯周病から身を守ることができます。正しい歯みがきの方法やデンタルフロス、口腔洗浄液の活用、バランスの良い食事などを意識して、口腔内の健康を維持しましょう。定期的な通院とセルフケアの両立で、健康な笑顔を保ちましょう。

当院では、患者さまの”全身の健康”を守るために全力で治療に取り組んでまいります。

旭川市で歯科医院をお探しの方は是非、お気軽に武蔵デンタルクリニックにご相談ください。

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