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「予防歯科の重要性とは?怠るとどのようになる?」

はじめに

みなさん、こんにちは。旭川市の歯科医院、武蔵デンタルクリニックです。

みなさんは「予防歯科」という言葉を聞いたことがありますか?

 

予防歯科とは、虫歯や歯周病を未然に防ぎ、歯と口の健康を維持するための歯科スタイルです。従来の歯科治療ではなく、予防を重視し、定期的なメンテナンスを行うことが特徴です。予防歯科では、毎日のセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアの両方が重要とされています。

 

予防を怠るとどのようなことになるのか

「予防歯科」という考え方は大変重要で、予防をきちんと行わないと、様々な問題が生じる可能性があります。以下に、予防を怠ることによって引き起こされる問題を詳しく説明します。

 

  1. 虫歯や歯周病の進行

予防歯科では、虫歯の原因となる菌や酸を抑えるための対策や、歯周病の原因ともなる歯垢、歯石の除去が優先されます。しかし、そのような予防的な処置を行わないと虫歯や歯周病が進行してしまう可能性があります。虫歯が進行すると、歯が傷つき、痛みやしみるような症状が現れます。また、虫歯の進行によって神経が傷つく場合もあり、根管治療や抜歯が必要になることもあります。さらに、歯周病の進行によって歯ぐきの腫れや出血、歯のぐらつき、最悪の場合は歯の喪失に至ることもあります。

 

実は日本人が歯を失う原因で一番多いのが歯周病です。これを防ぐために、1989年から当時の厚生省と日本歯科医師会という協会が推進している「8020運動」というものがあります。これは「80歳になった時に20本以上の自分の歯を残そう」という運動で、一般的には20本以上の歯があれば、食べることができない食材はほぼなく、食生活を充実したものにできると言われています。この運動の一環として「予防歯科」が存在することからも重要性が伝わるでしょう。

 

  1. 歯の寿命の短期化

予防を怠ると、虫歯や歯周病が進行し、歯の寿命が短くなる可能性があります。歯を削る治療や抜歯が必要になることで、本来持つべき寿命よりも早く歯を失ってしまう可能性があります。例えば一本の歯が生涯で数ることのできる回数は平均すると6回程度の治療しかできません。歯は削ると再生することはできず、治療した分だけ、歯が小さくなってしまいます。最終的に歯を抜かなくてはいけない状況に直面しますが、歯を失うと、食事の制限や噛む力の低下、自信の喪失など、日常生活に大きな影響を与えることになります。

 

  1. 医療費の増加

予防歯科では、早期の虫歯や歯周病の発見や予防処置を行うことで、将来的な医療費を抑えることができます。一方、予防を怠ると、虫歯や歯周病の進行が進み、治療が必要となるケースが増えます。治療には時間と費用がかかり、長期的には医療費が増加する可能性があります。

 

4.重篤な全身疾患の発病

予防を怠り、歯周病や虫歯が進行してしまった結果、将来的に認知症のリスクが高まったり、心筋梗塞、脳梗塞の可能性が高まったりする可能性があります。認知症のリスクが高くなるのは虫歯や歯周病にかかって歯がなくなってしまうことでしっかりと硬いものを噛むということができなくなってしまい、脳への刺激が少なくなるからです。脳と口は深い関係があり、噛んだ刺激によって脳は活性化されるのです。また、歯周病の菌が血液中に入り、全身に回ってしまうことによって心筋梗塞や脳梗塞などになる可能性があります。

 

さらに、一度、歯周病になってしまうと完治させることはできず、基本的に食い止める治療になってしまうので、歯周病や虫歯になる前に予防し、対策を行うことで将来的な全身疾患のリスクを下げることができます。

 

まとめ

予防歯科は、虫歯や歯周病を未然に防ぎ、歯と口の健康を維持するために不可欠な歯科スタイルです。予防を怠ると、虫歯や歯周病が進行し、歯の寿命を短くし、医療費の増加を招くだけでなく、将来的に重篤な全身疾患を引き起こす可能性があります。

 

虫歯や歯周病になる前の健康な状態である今しかできない予防のための歯科処置のために、予防歯科を積極的に取り入れ、健康な歯で快適な生活を送るために、予防歯科を意識し、定期的なメンテナンスを行いましょう。

 

当院では、患者さまの”全身の健康”を守るために全力で治療に取り組んでまいります。

旭川市で歯科医院をお探しの方は是非、お気軽に武蔵デンタルクリニックにご相談くださ

い。

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